Game1に引き続き、本日のGame2も大敗を喫した横浜ビー・コルセアーズ。
Game2では、なにか違う形を見せてくれるのではないかと淡い期待をしていたのだが、大した変化はみられなかった。
しっかり走って、チームで守るサンロッカーズ渋谷を相手に、昨日今日で勝てるようになるという魔法は存在しないようだ。
千葉ジェッツ戦に見られた通用していないゾーンディフェンスを継続する頑なな姿勢など、悪いときのビーコルがよく表れた試合でもあった。
試合結果
結果を振り返る。
《2019−20 SEASON 第16節》GAME2 横浜ビー・コルセアーズ vs. サンロッカーズ渋谷
横 浜 10 24 18 17|69 SR渋谷 26 19 22 24|91  ⚓BOX SCORE⚓https://t.co/bx9qwH7FzH#BeCourageous #ビーコル#アキ・チェンバース pic.twitter.com/rns4cOpBn3 — 横浜B-CORSAIRS (@b_corsairs) January 5, 2020
サンロッカーズ渋谷は、昨日も走って今日もエナジーたっぷりの試合を展開。
あれだけの機動力を見せつけられたら、ファンも応援していて楽しいことだろう。ビーコルファンだが、見ていてとても羨ましかった。
ビーコルの作りたいチームである『闘う集団』というのは、SR渋谷のようなチームなんだろうなあ。
スタッツを振り返る。
前半のスタッツ
試合のスタッツ
3ポイントは、SR渋谷にビーコルの倍以上のショットを許してしまい、ビーコルの唯一の取り柄とも言えるリバウンドでも完敗し、散々な結果となってしまった。
試合を見ていてわくわくすることもなく、これで10連敗。漆黒。
試合後のコメント
ビーコルたちのコメントをどうぞ。
トーマス・ウィスマン『プライドと魂を出せた。』
ボス、ウィスマンの試合後のコメントから。
■ウィスマンHC 「相手にオフェンスリバウンドを取られ過ぎてしまった。いろいろと課題が残った試合になった。渋谷の闘い方からは学ぶものも多かった」
🔽コメント全文はこちらhttps://t.co/MhmKzekwjF #ビーコル pic.twitter.com/8w3M8tAwbV — 横浜B-CORSAIRS (@b_corsairs) January 5, 2020
試合について
- 我々も相手も昨日に比べて、良いパフォーマンスだった。試合の中で、チームの気持ちや、プライド、魂を出すことができた。
- 相手にオフェンスリバウンドを取られ過ぎてしまった。昨日は13本、今日は15本取られた(ビーコルは9本と7本)。
- 渋谷の平均リバウンドは『15』で、我々は『14』だが、それにも近づかないような数字になった。いろいろと課題が残った試合になった。
- 渋谷からは、学ぶものも多かった。才能がある選手も多い。選手のローテーションを上手くやり、我々にプレッシャーを掛けてきた。5人総入れ替えの交代方法は、良いやり方だと思う。
ウィリアム・マクドナルドについて
- レジーとモリスがコンディションの関係で出ることができなかった。それでウィルを起用した。
- 今日は長い時間(33分25秒)プレイして、良いパフォーマンスを見せてくれた。日本に来てまだ少し。フィジカルを含め、色々と鍛えなければならない。
- ウィルは40歳だが、とても良いキャリアを持った、バスケットボールを熟知している選手。チームの支えになってくれている。
10連敗について
- リードしている展開で、最後にディフェンスが甘くなり、オーバータイムで負けてしまうことや最後にシュートを決められて負けたこともあった。
- オフェンスだけでなく、ディフェンスにも落胆している。ディフェンスでも強化が必要。しっかりとやっていく。
ウィスマンは本当に、選手の気持ちが100%出ていたと思っているのだろうか。
正直、あれがビーコルのプライドならプロフェッショナルとしてどうかと思う。
サンロッカーズ渋谷のようなチームを見ても尚、そういう見方ができるのなら、ウィスマンはビーコルを恥じてほしい。
負けたからこの発言を、疑問に思っているのではない。走るべきところを走らなかったり、ところどころに穴が見られるのに、『気持ち、プライド、魂を出した。』と言っているのが信じられないのだ。
トーマス・ウィスマンがビーコルに授けられることは、もうないのかもしれない。
ウィリアム・マクドナルド『コートの外ではまとまっている。』
結果について
- 昨日の試合と比べたら、全体的には良くなっていたと思う。
- それでも、結果を見るとまだ負けている部分がある。課題が残った試合になった。
SR渋谷のディフェンスについて
- 身体の使い方が巧く、コートに出ている5人全員が、フィジカルを使ってアクティブにディフェンスを仕掛けてきた。
- 良いディフェンスだった。
チームトップの18得点を記録
- 記録できたことはOKだが、特に気にはしていない。10連敗中で、勝たないといけない。勝つことが全て。
- チーム全員が、試合から何を得たいのか、どういった結果が欲しいのかが大切になってくる。
- チームケミストリーはまだ100%ではない。コート外では、お互いにコミュニケーションを取り合って、リスペクトしあっている。チームによっては、こういったことがコートの外であってもできないチームもある。
- ここから這い上がって、勝利を掴んでいきたい。横浜のことを愛しているし、このチームを助けたい。これが僕の仕事。
- 若い選手の育成であったり、彼らの見本になることも僕の仕事であり、これを続けていきたい。
ビーコルファンへ
- いつもサポートしてくれて、ありがとう。これからも頑張っていく。
- ファンの皆が、僕のことを愛してくれていることを感じている。負けることだってあるが、勝つことだってある。引き続き、応援してほしい。
さすがはベテラン、経験の差を感じるコメントだ。
チームに合流したばかりで、リーダーになるのは中々難しいだろうが、田渡凌のメンターも兼ねてチームの中心人物になってほしい。
SR渋谷・伊佐勉HC『練習から準備してきたことができた。』
準備をしていた、ウィリアム・マクドナルド対策
- ウィリアム・マクドナルドのイージースポイントを消すために、チーム全員で守ろうと練習から準備していた。
- 前半で14得点取られていたので、駆け引きの部分、タイミングのところをハーフタイムで話した。
- 選手たちがしっかりとアジャストしたので、後半はフリースローの4点だけに抑えることができた。
2試合ともリバウンドでビーコルを上回った
- オフェンスリバウンドに強いチームのため、セカンドチャンスポイントを出来る限り減らそうとした。
- 昨日は8本取られて、それが得点に直結したが、今日はチームで、ビッグマンだけでないチームでリバウンドを止めようとメッセージを送った。
- ビッグマンに頼らずにリバウンドを取る練習をやってきたので、それができたと思う。
チームコンセプトがよくわかるサンロッカーズ渋谷。チームコンセプトがまるでないビーコル。
いい加減、チームの方針を固めてほしいものだ。
個人スタッツ
横浜ビー・コルセアーズ
ビーコルがノッていくには、キャプテンのコンディションが上がっていく必要があるだろう。
最近のキャプテン・田渡凌は元気がない。点を狙える場面でも、パスを優先しているように思えるし、もっと我を出してチームを鼓舞してほしい。
ただ、田渡凌に限らず、今のビーコルでプレイすることを楽しんでいる選手がいるかどうかも定かではないのが、恐ろしいところ。
もちろん控えに甘んじていた選手は、評価を覆すチャンスなので牧全を筆頭に頑張っているのだけれど、全体的にチームの気持ちがノッているようには思えない。
ちなみにエドワード・モリスの名がリストに載っていたものの、ベンチにいたかどうかはわからなかった。
サンロッカーズ渋谷
Game1に引き続き、ライアン・ケリーは今日もビーコルにとって危険なプレイヤーであったが、チーム全員のクオリティが高かった。
個人がしっかりと担うべき仕事を全うすべく、ハードワークを欠かさなかった。
特別指定選手の盛實海翔もイケイケだった。
SR渋谷は、たまに集中を欠くこともあるが、全体を通して管理されており、本当に素晴らしいチームである。
おわりに
以前、シーホース三河戦のレビューで『ビーコルのディフェンスはザルではない』と書いたが、昨日今日のSR渋谷の試合を見ていたら、ビーコルのディフェンスは、まだまだであることを痛感した。
オフェンスもディフェンスも全くチームの形が根付いていない、 由々しき事態である。
そういえば、ホール百音アレックスは3x3へ派遣されていたようだ。
【お知らせ】 ホール百音アレックス選手を下記の大会に派遣するため、本日の試合には帯同しておりません。
『5th 3x3 Japan Championship West Japan Area Tournament』 チーム名:BEEFMAN#ビーコル #ホール百音アレックス — 横浜B-CORSAIRS (@b_corsairs) January 5, 2020
漆黒の闇をひたすら進む横浜ビー・コルセアーズ。
トーマス・ウィスマンのHC解任の噂とかそろそろ出てくるのだろうか。厳しい。
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Game27 連敗から抜け出せません (厳しい状態が続いてますが) 良い所もあったかと 個人的にはビック2人も観たいなと (アリかと思いますが...) 怪我人を復帰させないと🙇🏻 (↓スタッフをパシャリ) アウェイも来てくれて感謝#ビーコル pic.twitter.com/7NNmEWuGG9 — 水野彰宏 (@junk_trainer) January 5, 2020
今のところは、ここまで!