見ていて非常に辛い試合となってしまった。
横浜ビー・コルセアーズがいかに組織されていないか、チームとして脆いかどうかがよくわかる試合だった。
年をまたいだだけでは、ビーコルは良くならなかった。2020年もきつくなりそうだ。
試合結果
結果を振り返る。
《2019−20 SEASON 第16節》GAME1 横浜ビー・コルセアーズ vs. サンロッカーズ渋谷
横 浜 17 13 14 22 |66 SR渋谷 19 18 36 14|87  ⚓BOX SCORE⚓https://t.co/3LTqCo3I9a#BeCourageous #ビーコル#エドワード・モリス pic.twitter.com/yh3Nf6qD9h — 横浜B-CORSAIRS (@b_corsairs) January 4, 2020
1Q序盤は、互いに正月ボケかと思うほどショットが安定しなかったが、徐々にSR渋谷のスイッチが入り始める。
よく走りハードなプレスで横浜ビー・コルセアーズのエナジーを削いでいった。
SR渋谷もパーフェクトではなかったのだが、ビーコルはそこを突く気力も明日に向けて、なにかを残そうとする動きも見られなかった。
ビーコルファンのひとりとして、非常に残念かつ苦痛な40分間であった。
スタッツを振り返る。
前半のスタッツ
後半のスタッツ
前半を7点差で折り返したものの、結果は21点差。
お正月ということで、27本ものフリースローと多くのリバウンドをサンロッカーズ渋谷にプレゼントしたビーコルであった。
試合後のコメント
ビーコルたちのコメントをどうぞ。
トーマス・ウィスマン『明日に向けて、修正していく。』
ボス、ウィスマンの試合後のコメントから。
■ウィスマンHCコメント 「試合全体的に相手の方がアグレッシブだった。第1Qの時点で相手のプレッシャーに対応出来なかった」「一番負けていたのはファストブレイクで相手に点を取られたこと。明日修正出来るように繋げていく」#ビーコル
🔽コメント全文はこちらhttps://t.co/ZpicHYAULC pic.twitter.com/OGz9LhFocO — 横浜B-CORSAIRS (@b_corsairs) January 4, 2020
- 相手の方がアグレッシブだった。第1Qの時点で、相手のプレッシャーに対応することができなかった。
- ディフェンスでは3Qに入るまでいい形が出来ていたが、最後まで相手のディフェンスに対応できなかった。
- 我々はオフェンスリバウンドの取れるチームとしてプライドを持ってやっているが、今日の試合では相手にリバウンドを取られてしまった。明日はここを修正しないといけない。
- 一番負けていたのは、ファストブレイクで相手に点を取られたこと。これも明日は修正していきたい。
- 牧全は、とても良いパフォーマンスだった。とても良い選手だし、いついかなる時、どんな場面で起用してもベストを尽くしてくれる。
牧全『ファンには感謝しかない。』
試合を振り返って
- 最初から最後まで、ずっと押されていたので、僕らの弱さ、向こうの強さが目立ってしまった。
- ディフェンスの強度が高く、ポイントガードからビッグマンまで全員が押されてしまった。最後の最後でメンバーを入れ替えて、血がまだ残っている選手が起用されたのだが、少しはうまくできたと思う。
4Qの8分間で今季初の2桁となる10得点を挙げたことについて
- 試合に出たら、得点を決めるのが、僕の役割。普通のことだと思っている。
明日の試合に向けて
- 最初から怯まないようにしたい。フルコートのマンツーマンディフェンスでは、ポイントガードだけでは運べないので、チームでフォローしていく。
- ファンには、感謝しかない。早く連敗を脱出して、連勝に繋げられるように頑張りたい。
牧全の『最後の最後でメンバーを入れ替えて、血がまだ残っている選手が起用された。』という部分について、明日の試合に向けた温存というものではなく、単純に選手の気持ちが切れてしまっていたということだろう。
これが染み付いた負け癖であり、ビーコルは諦めがちといわれる所以だ。
こんな意気では、下位も納得だ。それでもシーズンは続いていく。
ウィスマンの修正力とチームの忠誠心が試されるGame2になりそうだ。
個人スタッツ
横浜ビー・コルセアーズ
前半のスタッツかと思うほど、見栄えのない数字が並んでいる。問題は、プレイタイムの少ない牧全が、チームスコアラーに名を貫いているところだろう。ほかの選手はなにをやっていたのか。
もっと外からのシュート精度が高くなれば、ボールも効果的に回っていき、相手のディフェンスも翻弄できるのだろうけれど、それが叶わぬビーコル。
サンロッカーズ渋谷
ライアン・ケリーとチャールズ・ジャクソンが大量得点を記録。これだけ見ると、外国人プレイヤーに頼っているようにも思われるかもしれないが、そんなことはない。チーム全体がよく走り、チームとして機能していた。
ネガティブなハイライト
この試合でよく目についたシーンを見ていこう。これが現実だ。
ちぐはぐなオフェンス
田渡凌からオフェンスを始めないといけない決まりごとでもあるのだろうか。だれもスイッチをいれないビーコルのオフェンス。
#ビーコル のちぐはぐオフェンス pic.twitter.com/aLhuaodycM
— 設楽よう (@bcor_fan) January 4, 2020
訓練されたチームとそうでないチームの差
ベクトンが振り向いた時、目の前のコートには慌てふためくビーコルの選手たち。
このシーンの前からSR渋谷は、オールコートで仕掛けてきていたが、なにも対処を施せなかった。
#サンロッカーズ渋谷 のオールコートディフェンスでバイオレーションをとられる #ビーコル pic.twitter.com/jp26GT6ljp
— 設楽よう (@bcor_fan) January 4, 2020
速攻すら成功できないビーコル
チャンスをピンチにする #ビーコル pic.twitter.com/Evtq3BB1Dx
— 設楽よう (@bcor_fan) January 4, 2020
ビーコル式 5秒の使い方
タイムアウト明け、2Q残り5秒。
どういった形でオフェンスを成功させるのか、見ものだったのだがスクリーンがかからず、結局失敗に終わってしまった。
#ビーコル のデザインされたオフェンス pic.twitter.com/560cSevs4Z
— 設楽よう (@bcor_fan) January 5, 2020
このぐだぐだした感じは、今に始まったことではないのだけれど、やはり速攻のミスや時間の使い方がうまくいかないのは、全体のコミュニケーション不足が根底にありそうだ。
サンロッカーズ渋谷が仕掛けてきていることをコートにいるメンバーが共通理解していなかったりするため、こういった噛み合わないプレイになってしまうのだろう。
おわりに
9連敗中。これはいつ終わるのだろうか。
それにしてもこの試合を最後まで戦い抜いていた現地のブースターを心から尊敬する。
ビーコルに対するとてつもない愛を感じた。
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Game26 渋谷さんに負けです (3Qやられ過ぎました...) 1試合通して 対戦相手と戦うマインド必須 (勝てるわけないわ) でも 4Qの頑張りは気持ちいい! (小原選手のダンク炸裂!) 明日は勝ちましょう! (↓選手入場を)#ビーコル pic.twitter.com/l3614PXcWI — 水野彰宏 (@junk_trainer) January 4, 2020
こういった試合でも、Twitterを更新してくれるチームスタッフの水野さん。彼のメンタリティもファンに負けず、相当凄い。
今のところは、ここまで!